男もすなる日記といふものを、Emilyもしてみむとてするなり。

私は普通の平凡な小学校教員。未来の予測不能な世の中。これまでの生産性の低い教育をぶった斬ることが最終目標。まずは風穴を開ける。そのために発信する。ただ、今まで知っていることの備忘録となる時もあることをご了承ください。

たくさんの方に見守られて

私は二世教員。

父は中学校体育の教員でした。

ちなみに免許ないのに小学校で採用だったそうです。

今は退職して、再任用で非常勤講師として子ども達と楽しく過ごしています。

今の勤務校には20代のとき教諭として、50代で管理職として、そして現在の3回目になりますから、地域の方はもちろんのこと、教え子もたくさんいます。

昨日の運動会での再会の話を嬉しそうに話してくれました。

本部席にいたら、

先生!お元気ですか?って教え子が声をかけてくれたそうです。

いろいろ話してたら、

娘さん大きくなりましたか?って言うもんで、

もうずいぶん大きなったよ!と答えたそうです

なんで私のこと?と思ってたら…

 

父は

私が生まれる前、

クラスの子どもに宿題として

娘の名前を考えてきて!と言ってたようです。

まぁ、インパクトのある宿題だけど、

よく30年以上覚えててくれたなぁ。

別の保護者(生徒のおばあちゃん)も声をかけてくれて、運動会のアーチのことを言ってたそうです。

私のことを書いてたって!!

びっくりするよねぇ。

でも、うれしいなぁ。

別の教え子は、

部活についてきてた3歳位の私と遊んだ思い出を話してくれたそうです。

部活についていった記憶はあるし、

いっぱいのお兄ちゃんと遊んだ記憶もあります。

なんかほっこりしました。

 

間接的に…ではあるけど、

たくさんの方に見守られて、今の私ががある…と実感できたエピソードです。

 

 

 

 

 

 

部活×けテぶれ?!

けテぶれは部活にも生かせる!の一例かな?と思うのでバカンス中ですが書きます。

えみりーがテニス部顧問時代のお話。

顧問を引き継ぐ前。

強豪校の監督さんに講習会で質問をさせていただく機会があった。

えみりーの疑問。

子どもが主体的に練習に取り組んでいたので、どうすればいいか?(単純すぎ案件)

監督さんは、目標達成シートやらせてます。

とのこと。あの大谷翔平のやつ!!

 

えみりーなりに考えたが、前顧問が部活ノートを毎日書かせていたので、これを生かしてなおかつ自分の課題、目標を意識させるために週1で振り返りをすることにした。部活ノートには練習の振り返りを書いている。

目標シートを用意した。

①次の大会への目標

②今週の目標

③達成できたかどうか

④次の目標

こんな感じ。

練習試合の日には今日の目標は?を朝言わせ、終わりのミーティングでは振り返り。説教なんかしてもうまくならないぜ。大切なのはいかに本人が課題意識をもって取り組むか。

もちろん、それはそれぞれのレベルに合わせたものでいい。

勉強も同じだね。

当時の私の考え。

部活に主体的に取り組めるようになれば、日常生活も主体的に取り組めるようになる。逆も言える。

いわゆる、気が利く子になる→みんなにかわいがってもらえる→信用も稼げる…でした。

実際、そうでした…よ。

まぁ、あくまでも一個人の見解です。

 

道徳のこと

私は道徳の授業は何より大切だと思ってます。

みんなが笑顔で幸せに暮らす

これをめあてに毎回やってます。

 

私がうまくいかないこと。

横に広げる問い返しが下手くそです。

 

なんでそう思うの?

もっと教えて?

もっと聞きたいよね。

…とか…縦に掘り下げる問い返しは得意です。

でも、横が苦手です。はい。

だからそれぞれの意見をもち、考え議論することはしていますが、もっと多面的多角的に考えられるように私自身が問い返しのスキルアップをしなきゃいけません。

 

道徳的価値について子ども達の多様な価値観を引き出すために、教師自身がしっかりかみ砕いて、指導内容を考える必要があります。

板書も工夫します。

道徳は樹形図で板書することが多いです。

価値の高いものは上のほう、低いものは下のほうに書いたり、左右で分けたり、それらを矢印でつないだり、視覚で振り返りがしやすいようにしています。

うちの学校では二項対立で心メーターを使って立場を明確にしてっていうのをメインにやっていますが、私はそれではなく、自我関与型で問題解決的な学習をしています。

 

またこの人、変なことやってるわ。これだから中学校畑は…といわれることはしょっちゅうですが気にしません。(このことはまた別に書きたい。笑)

 

なぜそうするかというと、うちのクラスの実態として、自分の思いや考えを表現することを苦手とする児童が多数います。一学期に道徳の研究授業があったので、いろいろな形でやってみた上での結論です。その子たちに二項対立をさせるには難しいと考えたからです。でも、研究授業では全員が発表できました。

短い言葉でもいいから、自分の言葉で言おうを積み重ねた結果です。

否定的な意見もいいんだよ。(こんな意見ない?と具体例を示した)

理由が言えるならいいよ。でも、何となくっていうのは意見としては通らないよって言ってます。

いい子ちゃんだけの議論では思考は深まらないと思います。

どんな意見も、一緒に考えることが楽しいんです。私も一緒にの意味です。

子どもの意見を聞くと、私自身が気づかせてもらうこともあります。

二学期は二項対立もできるように自分なりに研究したいところです。

 

子どもを信じること。意見を引き出すこと。認めること。励ますこと。

子ども達を幸せにしたい!!!

もちろん温かく、厳しくしつつ支えていきます。

 

 

英語講師時代と今を繋ぐ

3月のKyotoWatcha以来私は自分自身と向き合う時間が増えたような気がします。

アツい実践をたくさん聞いて、

やってみたい!私もやらなきゃ!追いつかなきゃ!と強く思う日々が続きました。

だから、インプットをたくさんしています。

自分なりにかみ砕いて、考え、小出しにしながら自分の実践にしているつもりです。

 

でも、気づきました。

私は私らしくあるために。

私にしかできないことをしていこうと思うのです。

 

講師で過ごした10年間。

10年って長いよね。

講師は研修の機会がないから、自分で本を読み漁って、読み解いて、自分なりにアレンジして授業に使ってました。

北原延晃先生の「英語授業の「幹」をつくる本」シリーズは特に好きで読みました。

田尻悟郎先生の本も読み漁りました。

お二人のお話を聞く機会を見つけて参加したり、質問させていただいたこともあります。

うん。

これって今と同じだよね?

 

私の授業はICTフル活用です。

周りが全然使っていないときからプロジェクターとスクリーン担いで教室移動してました。

そして、子ども達。

私は生徒指導困難校(もちろん学力も・・・・)にばかり勤務しました。

やんちゃな子にもたくさん出会いました。

その子たちはスローラーナーばかり。

英語は嫌いだけど先生の授業は好きですって言ってくれてました。

ありがたいね。ほんとは英語好きにしたいけどさ。

 

やってたことはこんな感じ。

 

単語でビンゴ

ディクトグロス(聞くと書くと文法を鍛えるグループ活動)

文法事項を扱ったゲーム

文法をもう一度確認

(キーセンテンスを声に出して何度も→1文だけ1分間ひたすら書かせる→小テスト)

教科書音読

(コーラスリーディング、Repeat after you、交互読み、たけのこ読み、逆さ読み、時計読み、シャドーイング・・・・など)

教科書確認(ワークシートで必要なところだけ)

振り返り

 

あれ?生かせそうじゃない?

ってことです。

 

外国語活動でやってることもありますが、他教科でもできることがあると思うので、また夏休み中に模索します。

指揮者Emilyの話

私は神戸大学名誉教授、斉田好男先生に指揮法を教わりました。

斎藤秀雄メソッドを分かりやすく説いた「初めての指揮法」の著者の先生です。

大学のコーラス部の学生指揮者になり、1回生の途中から通いました。

はじめは脱力ができずにとっても苦労した。

当時の彼は指揮者の先輩。

彼にも練習に付き合ってもらったりアドバイスをもらったりしました。

そして、ピアニストの先生がシビアに棒通りに弾いてくれる。

初めて振った練習曲はふるさと。

曲を聴きすぎたらテンポが遅れる。

一人だけお先に行きまっせ状態でむずがゆかった記憶がある。

慣れてきたら脱力は簡単にできるようになった。

私が一番苦手だったのは先入法。

腕の緊張感でダイナミクス変化を表現するってとっても難しかった。

あと、ワルツも拍が見えるように振れるまでちょっと時間かかったかな。

 

でまぁ、これらを基本として曲に生かすわけです。

 

大切にしなきゃいけないことは

無駄な動きをしないこと!!

であり、すべて意味のある動きであるっていうことです。

 

メトロノームじゃないんだから、拍を刻まなくてもいいんだよ。

特に合唱なんかは言葉があるんだよ。。

言葉のニュアンスをしっかり伝えるためにはフレーズが大切。

よく、フレーズのはじまりは大切にするけど、終わりが雑って言われる。

始まりは当たり前に大切にできるんだ。

だから、練習すべきはフレーズの終わり。

私は合唱指揮をするときは拍を刻むことはほとんどしない。

ほとんどが言葉の塊を考える。

音程を安定させて、次はフレーズを大切にする。

それで指揮者はフレーズをオリジナルで振る。

今回のNコン予選を見てて、指揮者の先生が無駄な動きをしたり、表現不足だったりした。

何よりも気になったのがポジション。

顔の前でやるんじゃないよ。

ブレスは一緒にしたほうがいい。

変わり目もブレスしたほうがいい。

ポジション基本はお臍ぐらい。

顔は表現ツールなのに隠すなよ。

そして、左手の役割。

指揮法の基本は右手で拍。

左手で表現。

まあ、それだけじゃないのはわかるが、うるさい棒が多すぎてびっくり。

子どもすごいわ。

ほんっとに棒次第で変わる。

だから、指揮者の先生たちももう少し勉強してほしい。

Emily×採用試験

なぜ小学校教諭になったのか?

採用試験

中学校英語採用予定若干名から5名→10名を行ったり来たり。

もちろん倍率もそんなに下がらない。

一方小学校。190名!200名!!!!!

そんなのこっち受けてみるっしょ!!

ということで受けました。

 

市総体が終わった6月から勉強スタート。

私は勉強が嫌いなのです。

今までの人生、ほんとに勉強しなかったから。

勉強の方法がわからない!!!!!!

これでした。

 

とりあえず過去問。

マニアックな問題が多いので一般的な参考書は参考にならんかったんぜよ。

今日はここをやるって決めて一時間やる。

丸付け→できていないところチェック。

次の日、できなかったところをもう一度やる。

ってのを積み重ねた。

平日しかできない。

だって、顧問だから。

 

顧問についても書いとく。

校長に県総体は毎年試験と重なります。

部活に来てくれる副顧問つけてくださいってお願いした。

でも、名ばかりの女子体育教員が副顧問。

市総体は絶対勝たなきゃならなかった。

強い部を引き継いだから。

あの女上司を見返してやろうっていう私の意地。

ほかのチームの監督さんに言われた。

先生、強い監督さんから引き継いだら大変やな。

もっと前の人のカラーが残ってると思ったわ。

でも、すっかり先生のカラーになっとるね。頑張ってね!!って。

だからこそ意地だ。

そして土日は練習試合、練習試合、練習試合、練習試合。

いろんな市外のチームにお願い。

高校にもお願い。

使える人脈は全部使い、ついに迎えた県大会。

女上司は校長のせいで外部コーチになっていた。

奴が県大会のベンチに座った。考えられないようなオーダーで出してたそうだ。

そりゃ負けるよってオーダー。

電話を受けてショックだった。

子どもたちより先に帰り、学校で最後のミーティング。

楽しかったよって言ってくれた。

 

私が県大会にいけないことは、市総体が終わった日に、子ども達に全部話した。

子ども達は全力で応援してくれた。お守りまで作ってくれた。

 

そして、一次試験。

筆記。手ごたえあり。

面接。手ごたえあり。

集団討論。軌道修正。

体育実技。緊張で全くダメダメ。

しかし、なぜか合格。

二次試験・・・・

圧迫面接で泣いた。

場面指導では、普通のおじさんが児童役。

こわいおじさんがクレーマー父親役。

先生、うちの子は殴ってかまんけんの!!

っていうやつ。

子どもは虐待されてて、お父さんとのことをこっそり聞き出したところで終了した。

今までで一番うれしかったこととつらかったことも聞かれた。

武道経験に絡めて挨拶の話もできた。

あ、これって私の強みなんだなってちょっと思った。

 

そして、ドキドキわくわくの初任者スタート。

Emilyとは・・・②

今はとりあえず小学校教諭。

4回生の夏、初めての採用試験。

このときの倍率は確か13倍いていて前の人のスピーチが聞こえず要約がほとんどできない。

当然落ちる。

3月になり、講師の話が舞い込む。

管理主事さんから電話。

でも、臨時免許で小学校と言われた。

そのころの私は中学校英語しか頭になかった。

でも、仕事がない・・・・

悩んだ。

ここで両親と道しるべじいちゃんに相談。

じいちゃんは冷静だ。

やりたくないって思うことはやめなさい。

お断りしました。

そしてら、次は隣の市で中学校の英語の講師はどうだ?と。

知り合いの管理主事さんが頑張ってくださった。(そういうのあるんだよね)

蓋を開けると暗黒講師時代のスタート。

定時退勤で陰口。

何もすることないけど、主任が帰るまではいなきゃいけない。

退勤22時越え。

24時越えなんて日もしょっちゅう。

道しるべさんが危篤になっても遠くの学校だったので死に目に会えず。

入院してた時も余裕がなくてお見舞いほとんど行けず。

これはほんまに後悔。

吐きながらも3月まで勤め上げ。

2校目からは市内の学校。

天国時代スタート。

やりたいことをやらせてもらう。

卒業式担任代理も経験。

3校目。

女上司に苦しめられた。

不合理は当たり前。

女の上司は合わないを体感。

ブラック部活もここで経験。

初担任。モンスターも経験。

部活では市内2連覇。

4校目。

スーパー天国。今でも飲みに行く方たち。

好きなことを好きなようにやらせていただく。

ただ、加配の縛りで担任にはなれない。

だから、痒いところに手が届く副担になる。

綱引きマスターもここからスタート。

ちなみにここでも部活で市内2連覇。

5校目(実は3校目と同じ)

やはり女上司がしんどい。

ブラック部活すぎて扁桃炎、胃潰瘍経験。

部活がしんどすぎて小学校免許を取ることを決意。

(レポート提出と単位認定試験があるから部活休めるから)

女上司がいなくなったもののコーチに居座る。

部活では市内3連覇。

えみりー勝利の女神説が定着。笑